秘密の地下トンネル

トンネル接合部


善福寺川取水施設の見学会に行ってきた。

善福寺川取水施設とは、東京都建設局の「環七地下調節池」プロジェクトの一部であり、善福寺川が洪水になったときに環状七号線道路の地下50mに設けられた巨大地下トンネルに放水する施設。

善福寺川の他にも、妙正寺川神田川で同じような施設が既に稼動している。
この環七地下調節池は、実はさらに壮大な「環七地下河川」プロジェクトの一部。
将来は、練馬区白子川や目黒区の目黒川を繋いで東京湾に注ぐ長大な地下トンネルが完成するらしい。
現時点では両端が塞がれた行き場のないトンネルなので、一度水を貯めてから洪水が終わった後でゆっくり川へ水を戻すことになる。プリンタでいうところのスプーラですな。とはいうもののトンネル口径は十分でかい(13m)ので、霞ヶ関ビル一杯分(54万立方メートル)の水がなみなみと入るとの話。


↑地下50mへと続く人間用エレベータ。


↑エレベータ乗り場からトンネルへと続く導水路。


↑子供の落書き?


↑トンネル接合部。いざという時にはすっぽり水没する。