ルータ交換

週に2,3度の頻度でフリーズが起きたLinksysのルータBEFSR41C-JP V2を、BUFFALOのBBR-4MGにリプレースして一ヶ月が経った。今の所、連続稼動に何の問題も無し。すばらしい。

  • 旧ルータ

BEFSR41C-JP V2 ブロードバンドルータ

BEFSR41C-JP V2 ブロードバンドルータ

初代BEFSR41からBEFSR41C-JP V3に至るまで700万台以上を出荷したという実績を期待してたんだがなぁ。BEFSR41C以降のコンパクトにまとめられたデザインもとても好きだし。V2以降は天下のシスコマーク*1が付いてるし。
LDP(Linux Documentation Project)の文書「Linksys Blue Box Router HOWTO」によると、リンクシスのルータは電源の問題でしばしば不具合を起こすとの事。でもね、なぜかDiablo IIのパッチをダウンロードさせると必ず固まるのだよ。電源に問題があるのかもしれないが、少なくとも特定のトラフィックパターンに対してソフトかハードに脆弱性があることに他ならないでしょ。
ファームウェアは3回ほどバージョンアップさせ最終的には1.20jpを使っていたが、どのバージョンでもフリーズの発生を抑止することは出来なかった。
米国市場では今でもBEFSR41を売っているようだが、コンパクト化したBEFSR41C以降の機種はなぜか扱っていない。なぜ?うーん、小型化に際して放熱トラブルでもあったか。

  • 新ルータ

BUFFALO 有線ルータ BBR-4MG  BroadStation エントリーモデル

BUFFALO 有線ルータ BBR-4MG BroadStation エントリーモデル

BBR-4MGに搭載されるプロセッサ(ADM5120)はMIPS32アーキテクチャでコアファミリは4Kらしい。TLBやMMUも付いている模様。いやはや、RISCマシンも小さくなったもんだ。ちなみにBEFSR41CはARM9コアファミリのプロセッサ(KS8695)を採用。
デザインがパッとしないな。容積はBEFSR41Cの倍近くある。熱対策を考えるとこれくらいのゆとりが求められるのだろうか。両者の分解写真を見てみよう。

びんずめ堂 "BBR-4MGとは" より基板画像引用。

※こちらはインプレス Broadband Watchの記事"NEW PRODUCTS IMPRESSION リンクシス・ジャパン BEFSR41C-JP"より基板画像引用。

あのー、BBR-4MGの基板面積の半分はただのベタアースでは?。どうも本気で熱対策のためだけの余計なスペースを設計してるくさい。世の中にはこんなBBR-4MG基板へさらにヒートシンクを付ける方もいるのだとか。
RAM容量はBEFSR41Cと同じく8MB。これだけのメモリとRISCプロセッサを合わせれば何かOSとかアプリとか動くんじゃないかという気もする。と思ったらBBR-4MGにシリアル端末を繋ぎフラッシュメモリにLinuxとhttpdをインストールしてWebサーバを動かしている方がおられる模様。この方は逆アセンブルしたニーモニックを読んでいるだけで標準Cライブラリの関数名が思い浮かぶのだとか。脱帽。

そんな訳でBEFSR41C-JPとはしばらくバイバイ。機会があればSNMP使って遊んだりするかも。

*1:まさかCisco Systemsのマークの入った製品を個人で所有する時代が来るとは思わなかったな